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2009年4月11日
初診について

私は初診を"お見合い"と称している。
この世で、はじめて会った二人が、歯科医と患者の別なく人間として、気が合ったとき、私に会って話をして心が晴れたとき、そこから治療が始まっているのだ。
・初診は1時間です。
・レントゲン写真による、歯・歯槽骨の診断
・顎下リンパ節、顎関節の異状、雑音、開口正常度を触診
・口腔内の状況および治療法について、レントゲン写真・口腔内写真を
ご覧頂きながらご説明いたします。
・治したい歯についての概算書をお渡しします。
自宅に帰られて納得されたら、電話で予約時間をお取りください。
・概算書は、自覚症状のない歯も、治癒不完全・要治癒歯を併記しておきます。
前医に対するウラミツラミ、相談、セカンドオピニオン等、話が長くなるときは、
別に時間をとって下さい(1時間10万円)。
知識を聞くことを無料と思っているかたは、他院にどうぞ。
2009年4月10日
抜かない、削らない、冠せない、一日で治る治療。
「噛みごこち」「歯ざわり」「歯ごたえ」を残す。
根管治療は、極言すれば歯科治療のすべてといえる。
前歯の簡単なもので1時間、奥歯の複雑なもので3時間もあれば、すべて1回の治療ですんでしまう。
これまでの記録は44年。これはそのままA歯科タニグチ会の歴史でもある。
歯の治療は、「抜かない」「削らない」「かぶせない」を基本にしなければいらない。
かぶせる場合でも「極力歯を残す」べきである。自然治癒を助けてこそ、センセイといわれる歯科医なのである。
下手な根管治療
根管孔の入り口まで薬剤を送り込まないと、その差の部分に白血球や細菌・腐敗産物がたまり、病巣ができて、骨が溶けてくる
A歯科の根管治療
ところが、きちんと根管治療を行い、根尖まで満たすと 2分の1以上病巣があっても、2年後には完全に病巣が消え、骨が再生(自然治癒)していく
根管治療の流れ
根管治療の基本はまず、感染根管・汚染した根管を清掃すること。根管とは、歯の中に神経や血管を送り込んでいる細いトンネルである。
この穴は、その歯によって、メインのトンネルの本数はだいたい決まっている。
治療にあたり、根管の入り口をさがすことからはじめる。
根管をさぐるには、リーマーというドリル状のミゾがついている小器具を使う。
この細いリーマーで、歯の根をさぐるわけだが、自己防衛のために身体が頑張り、根管の中にはカルシュウムや細菌・腐敗産物などが沈着している。
これを押し分け、かき分け、50ミクロン単位で拡げていくのだ。
リーマーを使って手先のカンと患者さんの反応や、微弱な電流を手がかりにして測る。
X線写真も重要な情報源である。
根の長さがわかれば、あとは根管を太くしていく作業が待っている。
根管の断面は、正円をしていない。
むしろ楕円とかヒョータン型とかで、しかも、直線ではなく曲がってのびているのである。
リーマーで根管を広げると、根管の先にたまった腐った細胞によるガスや膿みが出てくる。
リーマーに歯を構成している以外の何かが付着しなくなり、これ以上拡げると本来あるべき根管のカーブが保てないと判断したところで拡張作業をやめる。
そして、拡げた太さと長さに合わせたゴム状のポイントを根管に十分行きわたらせたペーストとともに、刺し込み、根管をふさぐ。
これが、「根管充填」である。
あとは自然に身をまかせておけばいい。
歯の根の先に病気があったり、欠けたところがあれば、それを埋めてくれる。
これが、自然治癒なのだ。患者さん自身の持っている、素晴らしい『自然治癒力』を引き出す事こそが医療の根本であり、患者さんと歯医者の人間らしい生き方であると考えている。

2009年4月 9日
顎の殺人鬼・インプラント
1.インプラントは高額であるのに長持ちしない。
2.すぐに噛めなくなり、グラグラし、訴訟が増えている。
3.インプラントは無用・不適・歯医者のカネモウケ・危険である。
4.インプラントよりもオヤシラズの移殖が医療である。
これは歯根膜周囲組織まで回復してくれる。
インプラントとは歯を抜いてしまう。周囲の歯根膜組織、シャピー繊維等、天然歯等の歯根膜周囲組織を残すのが歯科医の仕事でなくてなんであろう。
その歯根膜周囲組織を破壊し、そこに異物をつっこんでいるのが現状のインプラントである。現状では、インプラントと歯の間の歯根膜周囲組織は再生しない。
残せる歯を、治してこその歯医者が、メンドウだから、カネになるからとインプラントを患者にすすめているのだ。
インプラントは歯槽骨にくっつく材料である。噛み心地、歯ざわり、歯ごたえ=歯根膜周囲組織は、現状の歯科技術では作れない。
サメの歯はダメになれば、次から次に骨からはえてくる。それは、サメの歯が骨にくっついているからだ。歯根膜周囲組織に囲まれる人やサルの歯とは、全く別物。
また、サメの歯は、歯肉とくっついていないから歯周病もない。
オヤシラズを持つ患者、このオヤシラズが何もトラブルがないのなら何もせずに、残しておけば良い。
いつか入れ歯のバネとして役立つ可能性があるし、移殖可能なケースであれば歯根膜周囲組織ごとの移殖、インプラントと比べ物にならないものが生じる。
歯根膜周囲組織をもっているのは哺乳類の歯である。
ここで誰も云わないから書くが、哺乳類とはオッパイで育つ生物である。
これら生物は大きくなるとなくなる器官がある。
牛の場合特に珍重されるが子牛から成牛になるとなくなる胸腺リンパ腺という部分がある。
これは人間も同じで成人になると通常消えるのだ。
この胸腺、子牛の場合一頭にヒトツの"リード・ボウ"なる美味は、皇居前パレスホテル10階にある。
大きくなって消えるものなら哺乳類のクチビルもなくなってよさそうだが、大人になってもついていることは、オッパイを飲む以外に用途があるのだろう。
私は私なりにそれをみつけて一人楽しんでいる。
保険外専門だからここまでできる、根管治療の質
手術用顕微鏡
A歯科を訪れる患者は、多くの場合、歯はかなりシビアな状態である。
パーフォレーションといって、根管でない部分に穴があけられていたり、根管内部に治療器具が折れ込んでいたり。治療をするにもこれがラストチャンスということがほとんどで失敗は許されない。
そのため、A歯科では診断・治療をより確実にするために、手術用顕微鏡を用いるようにしている。百聞は一見に如かずというように、その部位を特定でき、見ながら治療ができるのであるから、診断・治療の精度は上がる。
これまでのような、当然勘や経験を頼りに手探りで治療する時代は終わったのだ。
それにしてもこの顕微鏡。1995年にアメリカの歯内療法(根管治療と同義)専門医のトレーニングに義務づけられていながら、日本で使っている歯医者はほとんどいない。
高いから?高級外車を乗り回し、海外旅行に行くカネはあるのにね。
ラバーダム
根の中、根の先の病気は、本来いるはずのない口の中の細菌が根管内に侵入、繁殖することによって発生する。その侵入を許す原因の一つに、根管治療時の根管への唾液の混入が挙げられる。

口腔内は唾液が絶えず流れていて、その中には細菌が存在している。歯科治療は、そのような細菌に囲まれた状況下で行われるのであるから、当然、唾液の混入を防ぐ対策が必要である。
アナタの通う歯医者で右に示す、ラバーダムと呼ばれるゴムの膜を見たことがあるだろうか。世界的に、根管治療の際、使用するのが常識である。
おそらく今まで見たことも聞いたこともないであろう。日本が歯科医療後進国と言われるのも無理はない。
訴訟・トラブルの多いインプラント
インプラントは健康保険で認められていない。
大学でも教えていない。
それを素人歯医者が手をつける。
「不快感」「疼痛」「食事不能」「顔面マヒ」「容貌変化」「発音不良」等で、裁判・調停が増大している。
あまりのトラブルの多さに、各歯大の除去待ちの手術は順番待ちである。
この様に学問的に認められていない治療法に飛びつく種類の程度の低い人間は結構いる。
審美歯科もその仲間だ。
2009年4月 8日
医患共同作戦で歯周病は治る。
歯はもともと歯槽骨によってしっかりと支えられ、歯肉によって守られている。
しかし、磨き残した部分に歯垢がたまり、やがてそれが歯石になると、歯肉は炎症を起こす。
赤く腫上がり、膿や出血がでて、口臭も強くなってくる。最終的には歯をささえる骨までもが破壊され、支えを失った歯がどんどん抜け落ちる。
このような病が歯周病である。何を隠そうこの歯周病が、歯を失う最大の原因となっている。

困ったことに、人は、自分の臭い息には気付かないだけでなく、相当進行するまで痛みすら感じない。
このやっかいな病気、歯周病の治療の目的は、まず第一に歯周病の進行を止めること。そして、病的に失われつつある歯槽骨を取り戻し、歳相応のハグキに戻すことである。
そのための治療としては、歯一本一本の歯石をどんな小さなかけらも残さず完全に取りきらなくてはならない。
テキトーに上辺の歯石をちょちょんと取るだけなら、正直誰でも出来る。
そこらのハイシャがやっているのはこれ。とりあえずさっぱりするし、なんだか良くなった気がするけど、これでは結局治らない。
一本一本バカ丁寧に残さず取るのは、相当な根気とウデが必要だ。誰でも出来ることではない。
そして、やはり、日々のハミガキの大切さは変わらない。
今までも方々でハミガキ指導を受けてきたであろうが、一向に歯周病が治らないのは、結局教えるハミガキが難しく、身に付かないのも関係している。
日々の事であるのだから、簡単で続けやすく、そして効果的なものでなくてはならない。
この点をふまえ、A歯科独自のハミガキ法を指導し、その効果は確実に現れている。
妥協ない治療とアナタの日々の努力。
これが歯周病治療の両輪であり、どちらが欠けても歯周病治癒はあり得ない。
ニオイの原因別に判定する口臭測定器
相手のちょっとした仕草で気になる自分の口臭。なかなか本人はわからないために余計に気になってしまうもの。
よその歯医者でも口臭測定をやっているところはあるが、あんな1~5段階評価、歯周病の口臭と昼食べたラーメンのニオイの区別もつかないどうしようもない器械で測定したって意味はない。
A歯科で使用している口臭測定器は、虫歯、歯周病、内臓系由来のもの、それぞれ原因別に細かく数値を出してくれる。口臭があるかないかだけでなく、何が原因の口臭か一目瞭然のすぐれものである。
ビジュアル位相差顕微鏡
当院では、歯周病の原因である歯周病細菌を顕微鏡にて視覚的に見てもらい、現在のアナタの口腔内環境を知ってもらうようにしている。
というのも、歯周病治療はボクらの治療だけでは完成しないからだ。
アナタが自分の口の中の状況をよく知り、日々のハミガキ、口腔内のケアに目覚めること。
これこそ、本当の意味での歯周病治療なのである。
歯周病と全身疾患
中程度の歯周病(すべての歯に全周5mmのポケットが存在する場合)、そのポケットの表面積はおよそ手のひら1枚分にもなる。
それだけの面積の炎症が手や足に存在し、膿を排出させている状況を考えてみれば自ずとその深刻さがわかるだろう。
そして、そこに存在する細菌は歯の周囲だけでなく、血流に乗り、全身へ流れてゆくことが知られている。
これがいわゆる歯周病巣感染である。
これによって起る病気には関節、心臓、腎臓、眼、皮膚疾患などがあるが、病巣感染がその原因とわからず、内科、外科的に治療されていることもあると思われる。
特に糖尿病・心臓病・肺炎・循環器系疾患・早産・低体温児出産においては、それぞれの進行に深刻な影響を与えることがわかっている。
歯磨きをきちんと行った方は、行わなかった方に比べて、肺炎の発症も10分の1に抑えられた
(毎日新聞掲載・佐々木英忠教授の調査結果)
歯の数が多いほど医療費が少ない
(社団法人兵庫県医師会歯科医師会の調査結果)
ビジュアル位相差顕微鏡
当院では、歯周病の原因である歯周病細菌を顕微鏡にて視覚的に見てもらい、現在のアナタの口腔内環境を知ってもらうようにしている。
というのも、歯周病治療はボクらの治療だけでは完成しないからだ。
アナタが自分の口の中の状況をよく知り、日々のハミガキ、口腔内のケアに目覚めること。
これこそ、本当の意味での歯周病治療なのである。
医患共同作業で歯周病は治る。
私の歯周病治療法は、特殊な機械、道具不要。切らなくてもいい歯肉を切り、削り、ソーハと称して歯の周囲の歯肉をハギ取ったりもしない。
医とは、個体のもっている自然治癒能力を最大限、最少時間で引き出してやることである。
今、医患共同作戦と、新しい考え方と手法で私は歯周病を治している。
2009年4月 7日
「自分の歯」を活かす「移植」という究極の治療法
一般的な歯医者には、散々歯を痛めつけておいた挙げ句の果てに、「もう歯の寿命ですね」などと神妙な顔つきで、恥ずかし気もなくいうバカが多い。
ナニかとやれムシ歯だ、やれ骨が溶けてるだと、とにかくすぐ歯を抜こうとする。
ムシ歯を作り、骨が溶ける原因を作っておきながらだ。
それもこれも単に、歯を残す努力をするよりも、とりあえず抜いてブリッヂや入れ歯を入れた方が楽で、そして何より保険点数が高いから。
そこでインプラントを薦めるようなら、カネ目当てのヤブ歯医者だと自己紹介しているようなものだ。
残念なことに、駆け込み寺のA歯科にはそんなカネモウケ主義の歯医者によって、すでに歯を抜かれてしまった方がよくみえられる。
とは言ってもやはり、『99%は、ほかの歯医者で抜くといわれた歯を抜かずにすむということは1%は抜くこともあるということだ』("私は「初診料十万円」の歯医者です")と清師匠も言っているように、A歯科でもどうしても残せない場合もある。
だが、他の歯医者はカネモウケのチャンスとばかりにニコニコと抜歯。A歯科の場合は、年に1~2本とはいえ、泣く泣くの抜歯だ。この違いには、天と地ほどの隔たりがある。
より長く自分の歯で噛むための秘策
そんな中、A歯科では、より長く自分の歯で噛んでいただくために、可能な場合、歯の移植をお薦めするようにしている。
インプラントが人工歯根なら、自家歯牙移植はまさに天然歯根だ。
移植では一般的にオヤシラズを使う。
たとえば、6番目の歯が抜けてしまった(大概は抜かれてしまっただが)とする。そんな時、条件がそろえば奥歯の後に埋まっているオヤシラズを移植して、代わりの奥歯にできるのだ。
また、たとえば下のオヤシラズが抜かれてなくなってしまっていても、上のオヤシラズが残っていれば、上から下に移植することも可能である。

素早く丁寧な処置が成功のカギ
この移植の成功のカギを握るのが歯根膜と呼ばれる、歯の根をとりまいている膜だ。歯根膜は、歯に栄養を供給する役割やクッションのように噛んだときの衝撃を吸収したりする。
この歯根膜が傷つけられたり、長時間放置してしまったりすると、移植後、歯に栄養がうまく行かず、失敗に終わってしまう。
つまり、移植は歯根膜を痛めない丁寧さと迅速な処置を求められる高度な治療といえる。
そんな治療もA歯科だから可能だ。スタッフの高い技術と徹底した滅菌。ヤブがバカな頭揃えて、ヨゴレた器具でやったところで成功するわけがない。
オヤシラズはいらない歯、ムシ歯になっていないけど、抜いておいたほうがいい歯。そんな訳の分からない考えがまかり通っているが、人のからだにムダなものなど一切ない。
《抜くときでも、奥歯であれば、さらにその奥にオヤシラズがもぐっていれば、同時にとりだして、抜いたところにうえなおしてやればいい。入れ歯不要、ブリッヂの必要なし。》
2009年4月 6日
歯を残すための入歯
歯が抜けてしまった(大概は不幸にもヤブに抜かれてしまっただが)場合、義歯を作る。
そのようなときその一本だけ状態が悪いということは考えづらい。他の歯もたいがい同じような状況に陥っていることが多い。
にもかかわらず、ヤブの義歯はきつくて出し入れに難渋するか、緩くてパカパカ動いて噛めないものばかりだ。
きつくては歯に負担がかかるし、緩くて噛めないなら入れる意味はない。
そんなものを入れていては、なし崩し的に歯がダメになっていくのが目に見えている。
当院では、義歯は単に失った歯を補うだけのものではなく、口の中の環境を維持・改善していく治療装置して考えている。
ウチの義歯はまず、噛めて当然。出し入れは抵抗なく、噛むときには動かない。
加えて、安定した義歯は揺れている歯をギブスのように固定し、その動揺を抑えるばかりか、噛む力を粘膜などに分散し、過剰な負担から歯を守る。
歯を失ったから義歯を入れるのではなく、歯を残すために義歯を入れるのだ。
"一本でも多く自分の歯を残す""少しでも長く自分の歯で噛む"というモットーはここにおいても強く貫かれている。
また、義歯の製作はいくつもの工程を踏む精密な作業である。そして、変化する生体に合わせ定期的に調整が必要だ。
ところで、今までアナタが様々なところで治療を受けてきた中で、歯科技工士に会ったことはあるだろうか。
直接患者に接するのは歯科医師、歯科衛生士、あるいは歯科助手(ウチは歯科衛生士・有資格者しかおいていない)であることが多いので、歯科技工士とは縁が薄いかもしれない。
しかし、補綴治療(冠せ物や入歯)で、実際に補綴物を製作するのは歯科医師ではなく、歯科技工士であるのが一般的だ。
補綴物の保ちや、使い心地といったものは、歯科医師のウデもさることながら、技工士のウデに左右されるところが大きい。
にもかかわらず、技工士は患者さんの顔をみたこともないのだから、当然大切な顎の動きすら分からないまま、歯科医院から送られてきた模型を基に補綴物を作らざるを得ない。せっかく作った義歯(入歯)を、入れるその日に、削るわ裏打ちするわしなくてはならないのは、そんなイイカゲンな状態で歯科技工士に丸投げしている現状による。
A歯科では、そんな無責任でデタラメな入れ歯を作ってしまうことがないように、技工士に立ち会いのもと、義歯の製作・調整を進めている。
また、ピタッと一度で合う美しい噛める入れ歯を作るために、まずはプラスチックの入れ歯を最低一個作り、状態を把握した上で、金属の義歯を作る。
手間はかかるが間違いがない。患者さんの身体の一部となるものだから、それくらいのこだわりがあってしかるべきだ。
アシカの顔の見える医療と入れたその日から噛める義歯には、多くの患者さんが御満足頂いている。
噛める入れ歯
当院では、義歯を少なくとも2個つくる。ときには3個以上作ることもある。
まずボクは、練習用の入れ歯を作る。これは、1ヵ月くらいで本物ができるまでのもの。
この練習用の入れ歯で、その人の噛むクセや、噛み合わせ具合いをみる。
入れ歯を入れるとグニャッとした顔になってしまい、急にふけこんで見える人がよくいるが、それはいきなり本番を作ってしまったからで、作り直さなければならない。
最初の入れ歯は、何かあった時のため。
例えば「バネが折れた」「旅行(特に外国)時の予備」
そして威力を発揮したのは、1995年の"阪神大震災"のときであった。
食料・水・仮設住宅等、十分でなくともなんとか間に合う。
あの時、被災者たちの間で、最も困ったのは『老眼鏡』であり、『義歯』であったのだ。
その点、予備のある当院の患者さんからは、思いもかけぬ地震時に非常に感謝された。
別納してあった義歯が、失くしたり、焼けたとき役立ったのだ。
私もこんなに喜ばれるとは、考えてもいなかった。
「教訓:万全を期すなら、銀行の貸し金庫にでも入れておくとよい!」
義歯の場合、痛むのなら、すぐに来院するように勧めている。
当日の連絡でも、調整はその日のうちにするのが、入れ歯治療の原則である。
入れ歯が合わない、噛むと痛い所がでたときはすぐに直しましょう。
バカは、カネにならない、入れ歯の痛みを「アナタは神経質だ」とか「そのうち治ると」さんざん待たせておいて、ゴマカシてしまう。
バカ云うな!入れ歯は「モノ」で変化しないが、生体は日々変化しているのだ。
それに加えてヤブの合わない入れ歯。
『ウチでは、まず一回目で合うのだ。』
2009年4月 5日
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